先日、伯父の告別式に参列してきました。
今年の十一月、父の兄にあたる伯父と、弟にあたる叔父が相次いで他界しました。
四人兄弟の次男だった父が亡くなったのは、二年前のことです。
父がいなくなって初めて、その偉大さや優しさを思い知りました。
今でもふとした瞬間に父のことを思い出し、涙がこぼれることがあります。
あれほど仲の悪かった父娘だったのに――
実は私、意外とファザコンだったのかもしれません。
今回参列した伯父の告別式で、思いがけず「若かりし日の父」と出会いました。
それは、伯父の結婚式の際に贈られた寄せ書きでした。
そこには、父の直筆のメッセージと、添えられた一枚のイラストがあったのです。

まるでプロが描いたかのような見事な絵で、思わず見入ってしまいました。
そういえば父は、毎年の年賀状を手作りしていました。
自分で絵を描き、版画を彫り、一枚一枚、丁寧に刷っていたのです。
若い頃から、こんなにも絵の才能があったのだと、あらためて感心すると同時に、
「どうしてこの才能は私に遺伝しなかったんだろう?」
そんな、少し切ない気持ちにもなりました。
法事の場で、普段はなかなか会えない従妹たちとも言葉を交わし、
懐かしさと温もりに包まれた一日となりました。
失ってから気づくこと。
時を越えて、ふと立ち現れる家族の記憶。
静かだけれど、心に深く残る時間でした。
DFL inst. BlogのTOPに戻る→

