ひとつ前のブログで、私がフランク・ロイド・ライトの建築が大好きだというお話をしました。
今回は、実際にアメリカまで“ライトを巡る旅”に出かけたときの話をしたいと思います。
■ ライト建築は、“建物と土地が共鳴している”と感じた
ライトの建築は「落水荘(フォーリングウォーター)」が一番有名ですが、私が一番感動したのは、その建物が“そこにあることが自然”と感じられたことです。
まさに、土地と建物が一体となって“共鳴”しているような感覚。
これはもう、バイオレゾナンス的視点で見ても「整ってる」としか言いようがありません。
■ 無謀すぎる?10日間の“ライト巡礼の旅”
私のライト巡りは、確か10日間くらいの旅でした。完全な個人旅行で、予約していたのは初日のニューヨークのホテルだけ。
電車も飛行機も宿も、すべてアメリカに着いてから、公衆電話で予約(笑)。国内線の飛行機、NYの地下鉄、アムトラック、CTA(シカゴのモノレール)、長距離移動バス、市内の路線バス。ありとあらゆる交通機関を使いました。
宿は、ユースホステルで外人と同室だったりもしました。
当時はスマホも翻訳アプリもなくて、**英語もろくすっぽ喋れないのに、よく行ったよなぁ…若かったなぁ…。**😂

■ 印象に残っている建物たち
🏛 オークパークの「ユニティ・テンプル」
幾何学的なデザインで、見るからにライトらしい建築。
中に入るととても落ち着く空間で、「これ、30代で設計したの!?」と驚きました。
オークパークにはライトの手がけた住宅がズラリと並んでいて、一角にはライト自身の自邸兼設計事務所もあります。
この事務所がまた素敵で…ライトファンにはたまらないエリアです。
🏢 ジョンソン・ワックス社の本社ビル
これは写真で見ていた以上の感動でした。
現役のオフィスなので仕事中の方に配慮しながらの見学ですが、その空間に立った瞬間、鳥肌が立つほどの迫力と美しさ。
円柱状の柱と梁が一体化した構造。構造とデザインが完全に一致してるという、まさに理想の建築でした。
内装は落ち着いたピンクで統一され、オフィス家具や照明、ダムウェーターまでも全てライトのデザイン。
空間全体が「一つの世界」として調和していて、言葉では表現しきれない魅力がありました。
トイレすら素敵でしたよ!
落水荘はもちろん素晴らしいですが、ジョンソンワックス社も超おすすめです!
🌵 タリアセン・ウェスト(アリゾナ)
旅の締めくくりとして訪れました。
正直なところ、見すぎて“ライト疲れ”だったのか(笑)、印象が薄めで…。
日本で沢山写真を見てましたし、お土産コーナーが充実していて買い物に時間を割いたのかも知れません。
今サロンに飾ってる写真や本も、ここで購入したものです。
ただ、強烈に覚えていることが。
空港まで乗ったタクシーがボロボロで、運転手がめちゃくちゃハイテンションだったこと。
私の名前が「Miho」とわかった瞬間に、爆笑されたのも謎すぎて忘れられません😂
■ 写真は…あるにはあるんですけど
残念ながら、当時はスマホなんてない時代。
カメラはデジカメ、しかもそのデータがどこにあるのか不明で💦
今は手元にあるカタログの写真をここに貼りますが、いつかアルバムも探してみようかな。
それくらい、あの旅は私の“建築観”と“人生観”を深めてくれた、大切な経験です。
そして――
そんなこんなで、私も家を設計するときは、なるべく“住まう人との調和”、”環境との調和”を目指したつもりでした。
でも現実はなかなか……
ライトには一歩も近づけませんでした。
でも、だからこそ、今でも私は彼の建築を見返してしまうのかもしれません。
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